大家さん、賃貸物件のフローリングってどうなってますか?
傷や凹みや色褪せ等々、人が住み生活していると新品のままという訳にはいきません。
あまりに傷みが激しい場合は、一部張替えや前面張替えも必要になってくるでしょう。
直近の入居者様が棄損した場合は補修費を請求可能でしょうが、長い間で少しずつ傷んでいった場合は大家さん負担で修理することも多いでしょう。
また、大規模な修繕ではなくても 貸し出すには補修した方が良いかなと思われることも状況もあるでしょう。
軽い剥がれや凹み・傷などをDIYで直せる商品も数多く販売されておりますので、興味のある大家さん・手先が器用で腕に自信のある大家さんは試してみるのも良いかもしれません。
また多数の動画がアップされており、中にはフローリングの張替をご自身でやられている動画もあったりして 感心させられるばかりです。
フローリングの重ね張りをしてくれる業者もあり、工期も費用も全面張替と比較して安く済む工法もあります。
他のリフォームについてもそうですが、どこまでやるかは基本的には費用対効果を考えて行う必要があります。
例えばエアコンが壊れている空き部屋があるとします。
①10万円で新しいエアコンを入れ替えて家賃8万円で貸し出す。
②エアコンが壊れているままで家賃7万円で貸し出す。
②の場合、入居者は自分で10万円でエアコンを交換しても10カ月以上住めば、本来の家賃との差額でお得になります。礼金や仲介手数料、更新料も賃料を基に計算されるので さらにお得になります。
エアコン付きが当たり前のようになっていますので、エアコン無し物件では入居者が付くまでの期間が延びる可能性もありますので、当然空いている期間は家賃は入って来ません。
このように一時的にはエアコン代10万円が発生しますが、空室期間の短縮や家賃の下落を防ぐという観点から費用対効果ありということになります。
ちょっと話がずれましたが、フローリングを何十万も掛けて全面張替えをした場合に家賃への影響額がどの位でるか 費用回収するまでどの位掛かるかを考えて行う必要があります。
所有物件の資産価値を守るための修繕は必要ですが、借手の需要以上の修繕を費用を掛けてする場合、不動産投資という観点から見れば注意が必要と言えます。
自分でフローリング用ワックスを塗るだけや簡単な凹み修理をするだけで、かなり見栄えが良くなることもあります。
フローリング修理など多額の修繕費が掛かりそうな場合「費用対効果」を頭に浮かべて頂ければと幸いです。