ワンルームマンション投資とローン
会社員や公務員や教師向けにワンルームマンションの勧誘は昔も今も相変わらず多いようです。
なぜ前述の方々が勧誘を受けるのでしょうか。
・収入が安定しており ローン審査が通りやすい
・本業に支障が出るといけないので 管理等も一括して受注出来る
35年ローン
頭金0円や10万円からの不動産投資などの謳い文句は良く目にします。
実際に35年ローンを頭金0円で組んだら、月々の返済額はいくらになるのでしょう。
【条件】期間:35年 頭金:0円 金利:年利2.0%
元利均等方式(元金と利息を合計した「毎月の返済額」が同額)
借入金額を 2,000万円・2,500万円・3,000万円で試算してみます。
・2,000万円 毎月返済額:66,253円
・2,500万円 毎月返済額:82,816円
・3,000万円 毎月返済額:99,379円
※ 年利2.0%は投資ローンとしては最も低いレベルの為、実際の返済額は上記の額以上となると考えて下さい。
ローン付帯費用
頭金0円や10万円からローンを組んで不動産投資が出来ると言いますが、通常ローンを組んで借入をする場合「付帯費用」が掛かります。
ローン付帯費用には以下のような物があります。
・ローン事務手数料
・保証料・保証会社事務手数料
・団体信用生命保険料
・抵当権設定費用・司法書士報酬
・印紙税
※保証料や団体信用生命保険料などを一括ではなく、金利に上乗せする形をとる金融機関・商品もあります。
いずれにせよ 物件購入には物件価格以外にも費用が掛かることを念頭に入れて考える必要があります。
まとめ
・ローンを組んで借入により不動産投資をする場合、頭金0円や10万円から始められると言われても「付帯費用」も含めたトータルで考える必要がある。
・ローンの条件は金利や内容が金融機関・商品によって大きく異なります。審査に通るかどうかという問題はありますが、その中で有利な条件のものを比較検討する価値は多いにあります。
・不動産投資ローンは返済期間を長く設定する場合も多く、その返済原資を家賃収入に頼ることから社会情勢・物件状況などの外的要因に左右されるリスクも長期間となります。ローン契約前に 20年後・30年後まで視野に入れてよく考える必要があると思います。