「理想のすまい」なんと響きの良い言葉でしょう。
実際に「理想のすまい」というものはあるのでしょうか?
何事にも「理想」と「現実」のギャップは多少ならずともあるようですが、住いとなると金額も大きく また衣食住と言われる位であり生活の重要な要素です。
それでは、一体「理想のすまい」とはどのようなものなのでしょうか。
理想のすまい
「理想のすまい」について結論を言ってしまえば、誰にでも当てはまる「理想のすまい」は無いということです。
すまいに求めるものが異なる人同士では当然「理想」にも違いが出てきます。
新築マンションの購入検討者の掲示板を見てみると多くの意見が飛び交っているのが見て取れます。
何を重視するか
一戸建てにしてもマンションにしても「すまい」を決めるにはいくつかの要素を考慮して決めると思います。
その際に何を重視するかにより物件の見え方変わってきます。
通勤が楽な場所、家賃や購入金額、外観、間取り、設備、販売会社などのブランド、駅からの距離、など数え出したらきりがない位に判断するポイントは沢山出てきてしまいます。
マンションの掲示板を見ると良い意見と悪い意見とも多く掲載されており、混乱してしまう事も多いと思います。
しかしながら、万人受けする物件は無いと思えば少しは混乱も静まるのではないでしょうか。
掲示板は参考として
掲示板には極端な意見も多いですが、自分が知らない情報や気付かなかった視点で意見を述べている物もあったりします。
駅からの距離を比較して駅に近い物件でないと価値無しという人もいますが、全く同じ建物で駅からの距離が近い物と遠い物が同じ金額であれば近い物件が良いというのは理解できます。しかし駅直結物件が1億円で駅徒歩5分の物件が5千万円だとしたら、どちらが良い物件かと聞かれて答えに悩むでしょう。
前述の内容は極端ですが、物件の良し悪しは総合的に判断される内容ですし、見方や基準も人それぞれです。
まとめ
「理想のすまい」をまとめると
・万人受けする「理想のすまい」は無い
・判断基準は人それぞれなので掲示板は参考程度に
・条件に優先順位を付けて検討する(何を重視するかを考える)
隣の芝生は青く見えるとよく言いますが、すまいに関してもあっちを買っておけば良かったと思う方もいることでしょう。
将来売却するならリセールバリューを重視しますが、売却するかどうかましてや売却時期その時の市況も分からない状況でリセールバリューを日常の住みやすさより重要視する人は少ないでしょう。
不動産は文字通り動産ではありません。そのため限られた土地に付随しているので供給も限られ、選択肢も限られることになります。
「理想のすまい」とは 将来を予想して理想に近いと思われるすまいが現実的な「理想のすまい」ということになるでしょう。