トイレから出ようと思って、ドアノブを下げたけど降りない。
ドアが開かない、出られない、閉じ込められた。
誰でもこんな経験したくないですよね。
私自身も、現在の住いになってから約25年が経ちますが経験がありません。
しかし、管理している物件では約20年程しか経っておりませんが
3件ほど発生しております、幸い閉じ込められたけど 何度か動かしていたら
運よく出られ、その時点でご連絡を頂いて直しに伺えました。
ドアに組み込まれたラッチという部品に不具合が生じて起こることが
ほとんどです。
通常のラッチは、ドアノブやハンドルに連動してドア内に引っ込みます。
ドア内にチューブラ錠があり、ドアに出たり入ったりする部分がラッチです。
チューブラ錠に不具合が発生するとラッチが出っ放しとなり、ドア枠の凹部分に
引っ掛かりドアが開けられなくなります。
閉じ込めです。
トイレでの閉じ込めが発生した時の対処法として、有名なのがトイレットペーパーの
芯を分解して、ドアと枠の隙間に入れてラッチをドア内側に押し込んで解除する方法
です。
ラッチ部分は、通常バネによりドアの外に押し出されているだけなので、手で押せば簡単に引っ込みます。
その為、チューブラ錠内部の機構が壊れてドアノブやハンドルが動かなくても、ラッチ自体はロックされて無いので押せば引っ込む状態です。
トイレットペーパーの芯を分解して1枚の紙にして、ドア枠とドアの隙間を通してラッチを押して、ロックを解除します。
ロックを外から開ける場合は、針金ハンガーの掛ける部分の弧の部分をラッチに引っ掛け、手前に引けば解除出来ます。
チューブラ錠の不具合による閉じ込めの予防策としては、
ドアノブやハンドルの動きに対してノッチの動きが少なく、ドアが引っ掛かるようになってきたら、壊れそうなサインかもしれないのでチューブラ錠の交換を。
賃貸物件の場合は、大家さんや管理会社に伝えてみましょう。閉じ込められる恐れがあることを言えば、交換してくれると思います。
また、前触れもなく突然壊れることもあるかもしれませんので、閉じ込められる前に、平時に一度 脱出の予行練習をしておけば焦らずに済むでしょう。
大家さんとしては、現状と年数を勘案して 退去発生時のタイミングで予防的に交換を考えみるのも良いと思います。
閉じ込め防止機能付きのチューブラ錠も売られているので、そちらに交換するのも良いのではと思います。